前回の記事読んでくれた方々、リプとか下さった方々、ありやとやした！
めっちゃ遅くなったけど、なんとか年内に更新間に合わせたから許してヒヤシンス。
前回までのおさらい -入会から退会までの流れ-
⓪入会するために、年収やら学歴やらを証明する書類を用意する必要がある。本籍がある役所でしか発行できない「独身証明書」なる悲しい書類もある。
①入会後、提携しているスタジオで写真を撮影してプロフィールを作成する
②プロフィール作成後、月に20人、プロフィールを見て気に入った相手に「マッチング希望」を出せる。プランによってはアドバイザーが追加で月に6人の候補を見繕ってくれる
③相手が「マッチング希望」を受けたり、逆にこちらが相手からの希望を受ければ「マッチング成立」する
④「マッチング成立」した相手と、ゼクシィ指定のカフェで1時間程度の面会を行う
⑤男女それぞれが相談所に対し、相手との付き合いを始めたいかどうか、の意思表示を行い、両者ＯＫなら「トライアル期間」になる。ここで初めて本名と連絡先を交換する。
⑥「トライアル期間」中までは複数人と並行できる。数回のデートを経て両者OKなら「フォーカス期間」に移行。ほかの人との交際はそこで打ち切り。
⑦「フォーカス期間」では真剣なお付き合いをして「パートナーシップ成立」すれば退会
この段階では俺は「へ―そんなシステムなんだープライバシーにもしっかり配慮してていいねー」などとノホホンと考えていた。
続いて、料金の説明を受ける。
・入会金 33k
・①の写真撮影が12k前後
・月額 10k→17k(前述したアドバイザーを専任で1人つけると+7k)
・退会費 なし
これが非モテ税だ。税金ばり高い。yeah！
社会人を5年もやってしまったものの、未だに金銭感覚が学生の俺としては、かなりのお値段だ。
が、同業他社と比べるとこれでもそこそこ安いということなのだ。これは本当なのだと、とら婚行ったときに実感することになる。
それでも、初めて1か月で55k、専任アドバイザーを付けるなら63kだ！それで3か月も使えばもう100kだぞ！
おお！これが真面目に真っ当な人生を歩んでこなかったツケか！そんな高い買い物、俺個人ではヒゲ脱毛くらいしかしたことない。子供部屋おじさんだから、家具家電なんかもないぞ。せいぜいＰＣくらいか。
同期は指輪を買って式を挙げているんだぞ。
アドバイザーについては、「専任でないアドバイザーもおりますが、複数のお客様を同時に対応しますし、その時その時で別の者が対応することになりますから……」ということだ。
渡された資料の冊子にも、毎月17kのプランが【一番人気！】とアピールされている。つまり、皆様お付けになっていらっしゃいますよ～？ということだ。
「それに、専任コーディネーターならば、プロフィール作成やマッチング成立の補助はもちろん、デートプランや当日の服装なんかも詳細にアドバイスできますよ」
ほうほうそうか。
ん？それはあれか？俺のデートプランや服装に懸念がありますよと。そう言いたいのか！？オォン！？
冷静になるとそりゃそうだ。アンケートにも記入した通り、俺には恋愛遍歴が無い。特にデートプランとか言われても、何したらいいかわからん。
みんなデートとかって何してんの？オシャレなカフェ行くとか？(想像力の限界)
服装だって、前記事で書いたとおりS君のコーディネートだ。
専任アドバイザー、つける方向で考えなければならんな……と思った。
それで向こうの説明が終わったので、後は俺から気になったところを質問していった。全部書くと結構な量になるので抜粋する。
Q1.パートナーシップ成立ってどういう状態？もう籍を入れた状態……ってコト？
A.実際に籍を入れるということではないです。ただ、「この人と結婚するつもりです」と言う状態ですね。兎に角、成立すると退会になってしまうので、もし後で駄目だったとなると再度ご入会頂く必要があります。
俺はこの回答を受けて(なるほど。月額をケチりにいって見切りでパートナーシップ成立させるのはリスクがありますよ、ということか)と思った。
Q2.パートナーシップ成立までに、大体どのくらいの期間がかかる？
A.平均的には、マッチングをしてから6ヶ月くらいですね。長くて9ヶ月です。
俺はこの回答を受けて(仮に1ヶ月目でマッチングを成立させても7ヶ月から10ヶ月。そうなると、下手したら300kくらいは覚悟しておく必要がある……真っ当な人間の身分証明、カネがかかるな〜)と思った。
その本命とのマッチングがいつ成立するかはマジでマチマチらしい。
他にも卒業までに何人とマッチングするのか(20人くらい)、などの細々したデータに食いついたりもした。理系だからデータ大好きなのだ(有効活用できるとは言っていない)
ということでゼクシィでの相談は終了した。特に、ここで今すぐ入会するのかい！入会しないのかい！どっちなんだい！みたいな話にはならなかった。
この段階では「まあ、人生のパートナー探しなんだし、二十歳のときに親父に出してもらった自動車免許合宿代くらいの金は出すもんなのかな～……」くらいの印象だった。
詳細は次の記事になるが、だいぶ丸め込まれているのがお分かりいただけると思う。データ好きの理系(笑)
そして秋葉原に移動した。時間はお昼すぎだったが、次のとら婚のアポは18時だったので、それまで時間を潰さなければならない。
そういうわけで牛丼屋で昼飯を食って、ゲーセンでオンゲキを遊び、漫画喫茶で漫画を読んでいた。
そう。これが来年30になる俺の、休日の基本的な過ごし方である。終わっている。みんなデートで何してんのか知らんけど、絶対にこんなことはしてないよな。多分オシャレなカフェでオシャレなもん食ってる(想像力の限界)
ということで、今回はここまで。次回はとら婚のお話だ。そこで俺はようやく自分が根本的にズレた考え方をしていたことに気づくのだ。察しの良い方はもうお気づきかも……いや、俺の文才が無いので多分察せるように書けていない。待て、次回！
ああそうだ。今でもはっきり覚えている。昼飯の牛丼屋の話だ。
俺が牛丼に溶いた卵をかけたとき、卵が土砂崩れのようにダバーっと丼を乗り越え、ほとんど机に零れてしまったのだ。
あれは悲しかった。机をティッシュで拭きながらとても惨め～な気持ちになった。あの瞬間の俺は、とても画になっていたと思う。
卵のように、俺も真っ当な人生から零れ落ちてしまったんだナ〜。
それでは良いお年を。来年は進展があるのかい？ないのかい？どっちなんだい！
いいね押して下さるなり、リプ下さるなり、何らかのリアクションがいただければ次回の励みになります。ヨロッシャス！
