たかがリューシの文才で

歌えない・踊れない 悲しい”社畜”の物語

夜行バスで飛騨高山に行ったけどマジ寝られんかった

仕事サボってトイレ行きまくってるからケツの拭き過ぎでアナルがヒリヒリする。

どうも、お久しぶりですリューシです。

 

31になったのに未だに所属コミュニティを更新できないおじさんなので、卒業してから6年経った今でも大学のアニメ研の合宿に参加する老害OBになっている。

それで先週の三連休に岐阜県の飛騨高山に行きました。

アニメ研の合宿ってなにすんの?って感じだけどいわゆる聖地巡礼っすね。あとはボードゲームが盛んなサークルだから、皆でワイワイ大部屋で遊ぼうぜという趣旨。

今までも大洗(ガルパン)とか沼津(ラブライブ)とか伊東(あまんちゅ)とかが合宿先に選ばれていたんだが、今年は飛騨高山になった。氷菓とか君の名はの聖地ですな。

俺は後味が悪い陰湿な話が大好きなので氷菓つまり米澤穂信がフェイバリット作者(超絶失礼)。だから今回の行き先を聞いてめちゃくちゃテンションがあがった……のだが。

 

飛騨高山、遠くね?

 

飛騨高山というとデカイ岐阜県のほぼ最上部である。そこまで大型バスに乗って大学や新宿とかから向かうのだが、いやこれ、何時間かかるんです?

合宿を取り纏めてくれる渉外係の見立てだと、初日朝9時にバスガデルデーして16時くらいに宿に着くって事らしいが、いやそれもう初日と帰りの三日目ほぼなんもできなくないすか?それはもったいない気がする。

このアニメ研合宿、基本的に自由行動なので俺はいつも二日目は山好きの最年長OBにくっついてハイキングに行く。だから初日や三日目で観光できないのは困るのだ。せっかくはるばる氷菓の聖地に行くんだから色々観光してえ……聖地巡礼してえ……。

なので行きは単独で向かうことにした。

 

経路は二つ。

新幹線で名古屋に行き、そこから特急で高山に行くルート。朝5時くらいに家出れば11時くらいに到着する。約15000円。

もう一つは夜行バス。新宿バスタから6時間バスに揺られて朝5時に高山駅前に放りだされる。6500円。

8500円差はでけえ~っていうか4桁と5桁のインパクト差がでかいよな。

それに夜行バスを選んだならば「帰りは皆と一緒に大型バスで帰ればいいや~」と素直に思えるからタダなんだよ。一貫性がある。

でも一度新幹線の味を覚えたら最後、帰りも新幹線に乗りたくなるやん?一貫性があるから。そうなると3万円だよ?合宿費がほぼ倍になってまうやん!

 

結局夜行バスを選んだ。

俺は31になったのに未だに所属コミュニティを更新できない金なしおじさんだ。

干支が一回り下の未来ある若人(干支が一回り下⁉)に「こうなるなよ」というメッセージを俺のこの身をもって伝える尊い役目を果たすわ。

 

つーわけで夜行バスで飛騨高山に行ったけどマジ寝られんかった。

夜行バスで寝れないことはわかってたんだよな。去年親友のT君と大阪まで夜行バスで行ってそこからサイコロ切符で博多に行くという何が何だかよくわからんオモシロ旅行の時に地獄を見たので、そこでもう身に染みて俺の人生で夜行バスには金輪際乗るまいと固く心に誓ったんだわ。

固く心に誓ったはずなんだけどな。あれ?一貫性はどこに行ったん?

なぜ人は同じ過ちを繰り返すのか。

 

いやでも今回はいける気がしたんだよな。去年の反省を踏まえた準備したし、夜行バスに乗るまで家で雀魂打ったりしてた時は死ぬほど眠かったし。

まあ結局ギリギリになってから旅程調べ始めたせいで(アホ)家出るの遅めになって走って汗かいて交感神経アゲ⤴アゲ⤴になったのは完全にミスったけど、前の人が座席ほぼ倒さなかったので前回悩まされた窮屈感がだいぶ緩和されたからいけると思ったんだよな。逆に俺は後ろの人から「もうちょい座席起こしてくれ」って言われちゃったけど。ごめんね。

でも、もうとにかく全然寝られんかった。冷房弱くてTシャツ一枚でも暑くて汗かいてしまったし、とにかく姿勢が決まらなくてダメだった。

会社の昼休みとか一瞬で寝られるし、どころか会議中も白目剥きながら船漕ぎまくれるんだけどなんで夜行バスってこんなに寝られなくなっちゃうんだろ。振動がいけないのかな?

 

そんなわけで、まだ薄暗い朝五時にふらふらの状態で高山駅に放り出されてしまったのだった。今度こそ夜行バスは封印します。今度こそ。一貫性を持ちます。

 

あ、旅行は楽しかったです。涼しい朝に朝市とか冷やかせたり古い町並み歩いたり聖地巡礼できたりしたのは本当に良かったし、ホテルの日帰り温泉も空いててそれなりにリフレッシュできた。メリットは十分享受出来ました。

2日目もハイキングして滝みたり温泉入ったり山車みたり普通に楽しかったです。

3日目は渋滞で9時間半バス乗って尻が破壊されただけだけど。久々に"仲間"に会えて最高だったぜ……!でも全日通して夜更かししなかった(できなかった)から、そんなには交流できなかったのが心苦しいぜ!

いやそこらへんを詳しく書くべきなんだろうけど俺は下ネタと今回みたいなグチグチした話するのが好きなので。米澤穂信がフェイバリット作者だから(超絶失礼)

飛騨高山、最高!

 

ただ宿が市外から離れていて最寄りのバス停から徒歩で20分だったんだけど、丁度その20分だけ土砂降りの雨が降ったので傘とキャリーと買い出しのスーパーの袋を抱えた俺はずぶ濡れになりながら宿に到着したのだった。

どうして?なんで!?こんな、こんな……こんな理不尽なことが俺の身ばかりにっ……!?

と思いながら雨宿りもできない田んぼ道の真ん中で撮った写真を載せて終わります。



この時はまだ笑いながら写真撮る余裕があった。ここからどんどん強くなって視界が白くなるほどになり、雷も鳴り出したので泣きながらキャリー転がして宿屋にたどり着きました。着いたら雨が一気に弱くなって最高でした。

 

ミスが多くて、判断を誤ってばかりで、おまけに運の悪い俺でしか得られないかけがえのない思い出、大事にしていきたいね。

 

大事にするからこういうのはもうこれっきりにしてくれ。